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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
トゥール(Tool)は、1990年に結成されたアメリカ合衆国のロックバンド。 90年代ロックにおけるダウナーな潮流から出現しながら、オルタナティヴ・ロックやヘヴィ・ロックのネガティブな攻撃性とは異質なヘヴィネスを志向、その独特の神秘性を湛えたサウンドが評価を受け、商業的な成功も獲得した(『アニマ』は全米チャート初登場2位、『ラタララス』『10,000デイズ』は初登場1位)。ミュージックヴィデオやアルバムアート、ライヴの特殊効果等の特異な映像表現、極端な寡作(ジャスティン加入以降はアルバム発表にそれぞれ五年前後のインターバルがある)、主にメイナードの特異なアピアランスなどから、現在においても独特の処遇を受けている。ヘヴィメタル、ハードコア/スラッジコア、ダーク・アンビエント、インダストリアル、トライバル、ポストロックなど様々な要素の混在する、プログレ的とも形容される重厚な音楽世界が特徴。 ==メンバー== ;現メンバー メイナード・ジェームス・キーナン(Maynard James Keenan、1964年4月17日 - ) - ボーカル : *オハイオ州ラヴェンナ生まれ。本名ジェームス・ハルバート・キーナン(James Halvert Keenan)。 : *若い頃、思いつきで陸軍に入隊した事がある。 : *マサチューセッツ州ケンブリッジのペットショップで働いた後に、ロサンゼルスのペットショップの店内のレイアウトなどの仕事をしていた。しかしすぐにクビになり、その後は舞台のセットを作る仕事をしていた。当時のアパートの部屋は動物園のようで、トカゲや鳥を飼っており、コオロギを餌として与えていた。 : *ロサンゼルスでメイナードがカレッジ時代に作ったデモソングを歌っているのを、バンドを始めたがっていたアダムが聴いてバンドに誘った。 : *ライブでは奇抜な衣装を身に纏い、奇天烈な動きを披露したりする。 : *ボーカルとしてのスキルも高く、『Lateralus』の収録曲『The grudge』では約25秒にわたるシャウトをみせている。 : *かなりのワイン好き。2004年にアメリカの専門雑誌からコレクターとして認定され、2006年にはオリジナル・ワインまで発売している。 : *マイ箸、マイ印鑑を持っている。 : *別プロジェクトのア・パーフェクト・サークル(:en:A Perfect Circle)やプシファー(:en:Puscifer)でもボーカルをつとめている。 : *映画『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』にカメオ出演している。 アダム・ジョーンズ(Adam Jones、1965年1月15日 - ) - ギター : *イリノイ州生まれ。子供の頃からヴァイオリンを習い、ハイスクール時代はオーケストラでコントラバスを担当していた。 : *元オーディオスレイヴ/レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロとはハイスクール時代の同級生で、Electric Sheepというバンドを結成していた。 : *プレイスタイルは非常にヘヴィであり、ドローン的な「間」をもった、うねり、あるいはたゆたうようなサウンドそのものを主体とする。緻密にリズムを刻むオスティナートが非常に多く、ストレートなメロディやギタリストらしいソロはあまりみられないが、楽曲の世界観・アトモスフェアに非常に合致する、空間作りの巧みなプレイヤーである。 : *元々は映画の特殊メイクや特殊エフェクトデザインをする職についており、ジュラシック・パーク、プレデター、ターミネーターなどを手がけ、そこで静止画映像の撮影技術などを学んでいった。ライヴでの映像やプロモーションビデオ、アルバムジャケットなども全てアダムが手がけている。 : *「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2003年は第75位、2011年の改訂版では削除された。 ダニー・ケアリー(Danny Carey、1961年5月10日 - ) - ドラム : *カンザス州パオラ生まれ。10歳頃からドラムを始める。 : *カンサスシティの音楽芸術学校に通い、大学でも音楽を勉強していたが当時所属していたバンドのツアーを機に中退。ロサンゼルスに引っ越してきてメイナード達と出会う。 : *トゥールの深く沈みこみつつうねるようなサウンドのボトムで、変拍子やポリリズムを多用した躍動感にあふれるドラミングを担う。 : *レコード会社のデモテープを複製する仕事をしていた。 : *Pigmy Love Circusという別バンドを立ち上げており、アルバムも発売している。またAPCのツアーでオープニング・アクトも務めた。 ジャスティン・チャンセラー(Justin Chancellor、1971年11月19日 - ) - ベース : *2代目ベーシスト。イギリス出身。田舎育ちで羊飼いの仕事をしたのち、映画の仕事をするためにニューヨークへ渡米し、メンバーと出会い親密に。ポールの脱退を機にオーディションを受け、バンドに加入した。 : *トゥールのヨーロッパ・ツアーでは彼の別バンド、Peachが前座を務めた。 : *サッカーファンである。 : *非ベース的なメロディあるフレーズをエフェクトをかけて多用するプレイヤーであり、ベースでありながらもリードをとるような場面もあり、ギターと聴き紛うようなフレーズも多い。いわゆるメロディとは離れたスタイルのアダムとはちょうど対蹠的であり、彼のメロディアスなベースがトゥールにもたらした功績は大きい。 ;元メンバー ポール・ダムール(Paul D'Amour、1967年5月12日 - ) - ベース : *初代ベーシスト。順当なヘヴィ・ロック的に重く歪んだサウンドで、初期のサウンドに(現在と較べて)直截的な攻撃性を決定付けた。1995年脱退。現在はLesser Keyで活動中。〔http://www.blabbermouth.net/news/founding-tool-bassist-s-lesser-key-signs-with-sumerian-records/〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トゥール (バンド)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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